外来案内
呼吸器外科
当科では、年間約140件の手術を行なっています。
主な疾病
原発性肺癌、転移性肺腫瘍、良性肺腫瘍、気胸、縦隔腫瘍、等。
1.原発性肺癌
腫瘍が存在する肺葉(右肺は上葉、中葉、下葉の3つ、左肺は上葉、下葉の2つ)を切除+リンパ節を切除(郭清)するのが標準的な手術の内容です。術式決定のためには、CT・PET等による詳細な画像診断や気管支鏡検査から腫瘍の進行具合を、呼吸機能をはじめとする全身状態を詳細にチェックし、患者さん一人一人に最適な方法を実施できるよう心がけています。
また、最終病理結果によっては術後補助化学療法も外来にて積極的に行なっています。
2.転移性肺腫瘍、良性肺腫瘍、気胸
ほとんどが胸腔鏡下手術を施行しています。そのため術後の回復も早く、多くの方は1週間以内の退院が可能です。
3.縦隔腫瘍
稀な疾患で多くは良性であるため、切除しなくてもよいかもしれませんが、画像だけでは鑑別困難であること、胸腺腫のように一見良性に見えても悪性のものが潜んでいる可能性もあることから、診断も兼ねて手術が必要となることが少なくありません。胸腔鏡下での摘出には慎重に対応しています。
4.その他
治療方針決定のための診断目的に、胸腔鏡検査、縦隔鏡検査を行うことがあります。