鹿児島厚生連病院は、消化器疾患・呼吸器疾患の専門病院として、肝臓がんや胃がん、大腸がん、肺がんなどを中心とした急性期病院です。

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外科・消化器外科

診療科の概要主な疾患・治療法医師紹介手術・検査件数など

主な疾患・治療法

1.食道

食道癌は60歳前後の男性に多く、毎日アルコールを飲む習慣があり、飲酒により顔が赤くなる人に多く見られる疾患です。
食事時の違和感や、つまり感で来院され発見される場合が多いですが、毎年の定期的な内視鏡検査により、無症状の比較的小さい段階の腫瘍が発見される機会も増えています。
食道癌の治療には全身麻酔下の手術や化学放射線療法がありますが、治療の確実性からという点から、可能であればそれらを組み合わせた、化学(放射線)療法後の手術が推奨されています。
治療の複雑性から大学病院との連携が重要な疾患です。

食道癌の手術では、まず食道を切除するため胸部を手術します。
次に、食道の代わりを胃で作るため腹部を手術します。その後、胃と残った食道をつなぐため頸部を手術します。
簡単に言えば一度に3つの手術を行うような大きな手術ですが、近年は術後経過が非常に良好で、早期の社会復帰が可能となっています。

また、良性腫瘍を中心に胸腔鏡手術も行なっています。

2.胃

胃癌は、検診の普及や内視鏡検査機器、技術の向上により早期発見される患者さんが増加してきましたが、進行した患者さんの数は思ったより減少していません。
そのため、胃癌の進行度や転移の状況を正確に調べて、個別化治療を行うことが肝要です。

具体的には、早期癌は腹腔鏡の手術、進行癌は術前後化学療法後と手術の組み合わせ、切除不能癌は化学療法先行させ、奏功すれば手術を検討することとなります。
胃癌の手術の場合、進行度や病変の部位により、胃全摘術と胃切除術があります。

胃全摘術は文字通り胃を全部する手術で、胃切除術とは胃を一部残す手術です。
食事を少しでも摂りやすいためになるべく胃を残す手術を目指していますが、治すためには胃を全部切除しなくてはならない場合も少なくありません。

また、術前3次元CTによる胃周囲血管像を併用した腹腔鏡手術を導入し、安全かつ傷が小さい手術を心がけています。

  • 腹腔鏡下胃切除手術施行中の術場
    腹腔鏡下胃切除手術施行中の術場
  • 術前3次元CTによる胃周囲血管像
    術前3次元CTによる胃周囲血管像
3.大腸(結腸・直腸)

大腸癌は、近年増加傾向にあり、女性の癌による死亡原因の1位になっています。
検診により早期発見されれば、内視鏡治療も可能な疾患ですが、内視鏡治療不可能な腫瘍は、ほぼ全例が腹腔鏡手術で切除されます。

一方、排便時の出血や排便困難を自覚してから病院受診され、転移を有する進行大腸癌と診断される患者さんも多くみられます。
しかし、腫瘍の精密な診断にもとづき、化学療法と手術を組み合わせた集学治療により多くの患者さんが治癒するようになりました。
その場合、個別に化学療法のメニューを考え、適切な時期に手術を検討することが大切です。

また、直腸の手術時に、人工肛門になるのですかと心配する方と多く遭遇します。
現在では、腫瘍が肛門より5cm以上離れた部位にあれば基本的には人工肛門を回避することが可能です。

また、術前3次元CTによる仮想大腸透視像および腹腔内血管像を併用した腹腔鏡手術により安全な手術を行っています。

  • 術前3次元CTによる仮想大腸透視像
    術前3次元CTによる仮想大腸透視像
  • 術前3次元CTによる大腸周囲血管像
    術前3次元CTによる大腸周囲血管像
4.肝臓

当院は肝臓の手術が多いことが特徴で、県内有数の手術件数を誇っております。
肝臓でも肝細胞癌といわれるウィルス性肝炎に発症することが多い腫瘍の手術が、全体の約8割を占めています。

当院には肝臓内科があり、多くの医師が所属しています。
肝臓内科医師との十分な連携のもとに、内科的治療(血管造影の治療やラジオ波で焼く治療)、外科的治療(手術)にかかわらず、その患者さんに最も適切な治療法を選択しています。

肝細胞癌は再発の多い病気であり再発時の再手術、内科的治療も非常に重要となってきます。
当院は外科内科の緊密な連携のもとに治療を行っており、鹿児島県随一の治療成績を自負しております。

手術では3次元CT(SYNAPSE VINCENT)を取り入れており、血管の走行を立体的に把握し手術中に画像を確認しながらより安全な出血の少ない手術を心がけています。
また、小範囲切除である肝部分切除を中心に小さい創で行える腹腔鏡手術も導入しています。
術前にジアグノグリーンを注射し、腹腔鏡用ICGカメラで観察することで腫瘍の位置を容易に把握することができ、確実な切除範囲の設定ができます。
術後の退院日数の目安は1週間から2週間程度です。

  • 3次元CT(SYNAPSE VINCENT)画像 右葉に腫瘍が立体的描出されている
    3次元CT(SYNAPSE VINCENT)画像
    右葉に腫瘍が立体的描出されている(右図)
  • ICGカメラ画像 腫瘍部に一致して蛍光を発し、位置確認が容易となる
    ICGカメラ画像
    腫瘍部に一致して蛍光を発し、位置確認が容易となる
5.胆嚢

胆嚢の手術の多くは胆石症や胆嚢炎の手術です。その9割近くは腹腔鏡手術で行っています。
腹腔鏡手術では傷も小さく、術後の傷の痛みも軽く、入院期間も短くなっています。
ジアグノグリーンを注射し腹腔鏡用ICGカメラで観察することで胆嚢管、総胆管の走行を容易に把握することができ、炎症の強い症例でも総胆管損傷を起こさない安全な手術に寄与しています。
術後の退院日数の目安は3日から1週間程度です。

また、胆嚢癌の手術も手掛けており、その際には胆嚢・胆管・肝臓をとる大きな手術になり、胆石の手術とは全く異なる手術となります。

  • ICGカメラ画像 総胆管、胆のう管および胆嚢が蛍光描出され、位置同定が容易となるICGカメラ画像 総胆管、胆のう管および胆嚢が蛍光描出され、位置同定が容易となる
    ICGカメラ画像
    総胆管、胆のう管および胆嚢が蛍光描出され、位置同定が容易となる
6.胆管・膵臓

総胆管癌や十二指腸寄りの膵臓癌では膵頭十二指腸切除術を行っています。
膵頭十二指腸切除術は、膵臓・十二指腸・胆管(胆嚢)を一塊として切除する手術で、腹部手術で大きな手術の一つです。
膵臓を切離し胃と吻合しますが、そのつなぎ目は漏れやすく(縫合不全)、生命にもかかわることのある重大な合併症の一つとなります。

しかし当院では縫合不全が大変少なく、ほとんどすべての患者さんが術後5日目からの食事開始となっており、患者さんの希望次第で術後2週間程度での退院も可能です。

その他に、膵臓の尾部(脾臓側)の腫瘍の場合には脾臓を含めた膵体尾部切除術を行っています。

7.鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアとはおなかの一番内側の膜である腹膜が下腹部の筋肉の隙間(ヘルニア門)から袋状に飛び出し、本来ならお腹の中にあるはずの腹膜や脂肪または腸の一部が、鼠径部の皮膚の下に出てくる病気です。
ピンポン球大の膨隆を認める人が多く、赤ちゃんから老人まで幅広い年齢層でみられます。

治療は手術治療しかなく、現在当院では、腹腔鏡を用いた手術(TAPP)を行っています。
手術の傷は小さく、両側に発生した鼡径ヘルニアを一度に同じ傷で手術できます。

ただし、複数の開腹歴や、前立腺の術後の患者さんは、従来から施行している皮膚を切開して行う鼠径法の手術を行います。

8.甲状腺

甲状腺の癌が疑われる場合には、腫瘍を含めて甲状腺を約半分切除する手術もしくは全部摘出する手術を行っています。
甲状腺の手術後には、頸部に傷が出来るため、違和感や飲み込みにくいことを訴えることがあります。
少しでも症状を少なくするため、傷を約5~10cmと出来るだけ小さくするようにしております。2016年からは、良性腫瘍に対する鏡視下手術を導入しています。

9.乳腺

当院は検診センターを有し、視触診、マンモグラフィー、超音波検査による乳がん検診が可能な施設です。
乳癌に対する手術も行っており、乳房を全部切除する手術からセンチネルリンパ節切除を併施した乳房温存手術まで、患者様の希望に沿うような手術に取り組んでいます。

10.下肢静脈瘤

静脈瘤は、静脈壁の脆弱化や静脈弁の異常によって血液が逆流を起こし、表在静脈が拡張した病態です。
静脈瘤の状態によって異なりますが、通常1.5cm程度の大きさで10〜15ヶ所の切開手術創が入ります。
股の付け根、膝の裏には2〜3cm程度の切開が入りますが、他の部分の傷は時間の経過でかなり、目立たなくなります。手術時間は平均2〜3時間程度です。

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