鹿児島厚生連病院は、消化器疾患・呼吸器疾患の専門病院として、肝臓がんや胃がん、大腸がん、肺がんなどを中心とした急性期病院です。

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令和元年度 鹿児島厚生連病院 病院情報の公開

厚生連病院TOP > 病院概要 > 病院情報の公開 > 令和元年度

病院指標における7項目

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

定義

病院指標は、下記集計方法と定義にて作成しております。

  1. 使用したデータ:様式1・様式4・Dファイル(患者単位で把握する主に診療録(カルテ)からの情報)
  2. 集計期間:平成31年4月1日から令和2年3月31日までのDPC病棟・地域包括ケア病棟の退院患者
  3. 医療保険を使用された患者さんを対象とし、自動車賠償責任保険や労災保険、自費等は含みません。
  4. 平均年齢は、最初の入院日時点の年齢を基準としています。
  5. 10件未満の件数は”-”(ハイフン)で表記しています。

年齢階級別退院患者数

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退院患者さんの人数を10歳刻みで年齢階級別に集計しています。年齢は入院日の満年齢となります。

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 – 30 56 102 178 383 729 848 527 92
年齢階級別退院患者数
Ⅰ定義
①集計期間に退院した患者さんの年齢階級別(10歳刻み)患者数です。

Ⅱ解説
  • 幅広い年齢層の患者さんが入院しておりますが、60歳代・70歳代が一番多く全体の半数以上を占めています。
  • 60歳以上の患者の割合が全体の約7割を超え、地域社会の高齢化を反映しています。

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診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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 DPC では入院患者さんの情報が病気と治療方法(手術や処置など)によって 、診断群に分類されます。診療科ごとに症例数上位 5 つの診断群分類について集計し、指標に示されるそれぞれの項目に関しては以下の通りです。

○DPC コード
 診断群分類を表すコードです。病気と治療方法の組み合わせによって分類されますので、同じ病気でも治療方法が異なれば DPC コードは異なります。

○平均在院日数(自院)
 病院に入院していた日数(在院日数)の平均値です。ただし、地域包括ケア病棟の在院日数も含まれます。

○平均在院日数(全国)
 厚生労働省より公表されている令和元年度における全国の DPC 対象病院の在院日数の平均値です。

○転院率
 該当する症例数のうち、当院から他の病院に移動して継続入院(転院)することとなった患者さんの割合です。

○平均年齢
 病院に入院していた患者さんの入院日時点の平均年齢です。

内科
DPCコード DPC名称 患
者
数
平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転
院
率
平均
年齢
患者用
パス
060050xx97x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 154 19.47 10.25 1.30% 73.56
060050xx99x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 49 12.61 9.27 10.20% 70.57
060300xx99x00x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 44 23.77 11.64 15.91% 71.68
060280xxxxxxxx アルコール性肝障害 42 24.50 14.62 4.76% 61.17
060300xx97100x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) その他の手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 38 20.84 12.74 0.00% 62.53
内科は、急性肝炎、慢性肝炎(インターフェロン導入、B型・C型肝炎の急性増悪など)、肝硬変(腹水・静脈瘤・肝性脳症)、肝細胞癌 (Ope、TACE、RFA)などが主体となります。
近年、糖尿病や脂肪肝といったメタボリックな因子を背景とした疾患が増加していることから、肝臓専門医と糖尿病専門医および腎臓内科の垣根を越えた新しい専門領域の診療を構築していくことが重要であると考えます。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患
者
数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転
院
率
平均年齢 患
者
用
パ
ス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 111 11.95 9.79 8.11% 73.94
060060xx97100x 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 53 19.47 14.49 16.98% 78.94
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2 なし 41 10.51 8.27 0.00% 71.46
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病 なし 35 4.31 2.63 0.00% 63.49
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 21 9.43 7.65 0.00% 69.76
消化器科も他の科と同様、中核病院として様々な分野にわたる地域医療の要請に応えるという役割を果たしながら、専門的な医療水準を保つ必要があります。
高度な技術が要求される内視鏡的粘膜剥離術(ESD)については、なかでも特に治療が困難な食道や大腸の早期癌への件数が近年増加しております。また胆膵系の2次検診施設として要請に応えるべく、ルーチンの超音波内視鏡も検査体制を工夫し、医療水準を高めています。
当科で診療している主な疾患は,①胆石 ②胆道または膵臓疾患による閉塞性黄疸  ③胃腫瘍 ④大腸腫瘍 ⑤大腸憩室出血などです。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患
者
数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転
院
率
平均
年齢
患
者
用
パ
ス
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 39 31.77 17.71 2.56% 84.38
050070xx99000x 頻脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし – – 7.56 – –
130090xx97x0xx 貧血(その他) 手術あり 手術・処置等2 なし – – 10.49 – –
050020xx99xxxx 心臓の良性腫瘍 手術なし – – 7.15 – –
050140xx99x00x 高血圧性疾患 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし – – 8.69 – –

※患者数が10未満なのでー(ハイフン)で表示します。

循環器内科は、心不全や頻脈性不整脈の治療が大部分を占めており、薬物療法を主体とした心不全、頻脈性不整脈の薬物コントロールなどです。
また、他科と連携しながら循環器疾患を持つ患者の検査や治療、外科手術の術前術後の循環器疾患のコントロールも行い、ペースメーカ交換術、電気的除細動、下大静脈フィルター留置術、心嚢穿刺などの待機的な治療、処置等を行っています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患
者
数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転
院
率
平均年齢 患
者
用
パ
ス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり 251 2.00 2.03 0.00% 54.55
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 121 3.04 3.34 0.00% 69.49
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 30 19.37 9.59 0.00% 74.43
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2 なし 28 29.21 18.84 14.29% 70.75
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 17 21.94 14.62 11.76% 72.41
呼吸器内科は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療の患者さんが多い傾向にあります。また、当院では睡眠センターがあり、睡眠時無呼吸症候群が診療の主体となりますが、レストレス・レッグズ症候(むずむず脚症候群)、レム睡眠行動障害、不眠症、ナルコレプシーなど睡眠障害の患者も増加傾向にあります。また、肺の悪性腫瘍等、化学療法の治療を積極的に行い、他の診療科と連携を図り治療を行っております。
最近の内科的肺癌治療には新規治療法が次々と臨床の場に登場しています。いわゆるオーダーメイドの抗癌剤化学療法・薬物療法が主流となり、これらの治療には確定診断とともに生検検体による肺癌遺伝子検索が必須のため、気管支ファイバー検査、特に超音波内視鏡を使った検査の割合が増加しています。
外科
DPCコード DPC名称 患
者
数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転
院
率
平均
年齢
患
者
用
パ
ス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 54 6.57 4.85 0.00% 67.02
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 32 7.63 6.37 0.00% 60.13
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 32 8.13 7.13 3.13% 60.81
060050xx02x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝切除術 部分切除等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 28 20.18 13.74 0.00% 70.82
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 23 19.70 15.02 8.70% 70.22
外科は、臨床,研究,教育がバランスよく行き届いたチーム作りと,関連施設との迅速,丁寧な連携作りを目標にして精力的な活動を継続しています。
全麻下手術は消化管,肝胆膵,ヘルニア,乳腺甲状腺,末梢静脈,腹壁疾患を中心とし、患者のQOLも考慮した低侵襲の腹腔鏡下手術も多く行っております。また,垣根を越えた診療科同士の連携や看護師,薬剤師など,他職種によるチーム医療をフルに活用し,悪性疾患に対する化学療法や内科的治療を組み合わせた集学的治療も行っています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患
者
数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転
院
率
平均年齢 患
者
用
パ
ス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 145 14.34 11.51 1.38% 70.18
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 19 6.32 3.34 0.00% 65.84
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 19 11.00 10.18 0.00% 36.42
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 17 19.24 9.59 0.00% 66.29
040040xx9908xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 8あり – – 10.59 – –
呼吸器外科は、肺癌(肺悪性腫瘍)を中心に気胸や縦隔腫瘍の治療を行なっています。肺悪性腫瘍の手術では肺癌の進行度や全身状態に応じて開胸、胸腔鏡下手術を行ない、他科との連携・他部門との連携を図り治療を行っています。また肺癌の進行度によっては化学療法による治療を行なっています。
平均在院日数が全国平均より長くなっているのは、退院後簡単に病院を受診できないような離島や地方の患者さんも多く、患者さんが安心して自宅で過ごすことができるようになるまで経過をみる必要があることも影響していると考えます。
耳鼻いんこう科
DPCコード DPC名称 患
者
数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転
院
率
平均年齢 患
者
用
パ
ス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 22 8.95 6.80 0.00% 55.05
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 17 8.00 7.80 0.00% 37.12
030340xxxxxxxx 血管運動性鼻炎、アレルギー性鼻炎<鼻アレルギー> – – 5.87 – –
030428xxxxxxxx 突発性難聴 – – 8.93 – –
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり – – 7.24 – –

※患者数が10未満なのでー(ハイフン)で表示します。

耳鼻いんこう科は、副鼻腔や扁桃など疾患が多岐に渡っています。当院では、内視鏡を用いた副鼻腔の手術等も行っており、その後の経過など患者に応じた治療を行っております。

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初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数

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 5 大癌と呼ばれる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者さんの人数を初発の UICC 病期分類別、および再発に分けて集計しています。令和元年度中に退院した延べ患者数となっており、集計対象期間中に入退院を繰り返す場合は、同一患者さんに入退院回数をかけた数でカウントしています。また、病期(Stage)が不明な場合には、「不明」としてカウントしています。

○初発
  がんの診断、初回治療を行った場合が初発となります。

○再発
  がんの初回治療以降の継続治療を行った場合が再発となります。

○UICC 病期分類
  国際対がん連合(UICC)によって定められた 4 病期(ステージ)に分類するものです。①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の 3 つの要素によって各癌をⅠ期(早期)~Ⅳ期(末期)

○Stage(ステージ)
  治療前に得られた情報から分類しており、がんの病期分類は、がんがどれくらい進行しているのかという病期・進行度を意味し、Stage(ステージ)ⅠからStageⅣまであり、StageⅣが最も進行していることになります。なお、Stageは、UICC(国際対がん連合)の病期分類に基づいて決定しています。

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 63 14 – – – 13 1 8
大腸癌 32 16 19 25 12 16 1 8
乳癌 – – – – – – – –
肺癌 156 21 39 92 54 42 1 8
肝癌 54 20 19 11 – 216 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
Ⅰ定義
  1. 5大がんについて、集計期間に入院治療を行った、初発患者のUICC病期分類による患者数、再発患者の患者数を示しています。
    当院において、がんの診断、初回治療を行った場合を「初発」として集計しています。また、初回治療以降の継続治療を行った場合を「再発」として集計しています。
  2. 患者数は延患者数とする。
    (例えば一連の治療期間に入退院を繰り返すなど行った場合は、同一患者に入退院を繰り返した回数分をかけた延患者とする。)
  3. 治療前に得られた情報から分類しておりがんの病期分類は、がんがどれくらい進行しているのかという病期・進行度を意味し、Stage(ステージ)ⅠからStageⅣまであり、StageⅣが最も進行していることになります。なお、Stageの決定は、UICC(国際対がん連合)の病期分類に基づいています。
  4. TNM分類(悪性腫瘍の病期分類)が不正確等で病期(Stage)が不明な場合は、「不明」としてカウントしています。
    (病期分類が確定される前に亡くなられた場合等も、病期分類は「不明」となります。)
Ⅱ解説
  • 初発のみ(不明を除いた)の患者数としては、肺がんが最も多く、次いで、肝がん・大腸がん・胃がんの順に多い結果となりました。
  • 当院は、手術、肝動脈化学塞栓療法、胸腔鏡的治療、腹腔鏡的治療、抗がん剤治療など患者さんの同意のもとで治療法を選択しています。

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成人市中肺炎の重症度別患者数等

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 成人(15歳以上)の市中肺炎の患者さんの人数を重症度別に集計しました。成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類システム(A-DROPスコア)を用いています。この指標では細菌による肺炎を集計しており、インフルエンザウイルスなどのウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎、気管支炎などは集計対象外となっています。

○市中肺炎
  普段の社会生活の中でかかる肺炎のことです。

○重症度分類システム(A-DROPスコア)
  肺炎ガイドラインによる5項目での評価のことです。

  1. Age(年齢):男性70歳以上、女性75歳以上
  2. Dehydration(脱水):尿素窒素(BUN)21mg/dL以上または脱水あり
  3. Respiration(呼吸):酸素飽和度(SpO2)≦90% (動脈酸素分圧(PaO2)60Torr以下)
  4. Orientation(意識障害):意識障害(肺炎に由来する)
  5. Pressure(収縮期血圧):収縮期血圧90mmHg以下

※上記5つの項目をいずれも満たさない場合は、重症度0となります。
※上記1~5の項目のうち1つでも不明があった場合は、不明となります。

○平均在院日数
  病院に入院していた日数(在院日数)の平均値です。

患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 – – –
中等症 49 21.22 75.20
重症 14 33.43 78.00
超重症 – – –
不明 – – –
Ⅰ定義
①この集計での成人とは15歳以上の患者さんを指します。
②市中肺炎とは、普段の生活の中で発症した肺炎を指します。
③重症度は市中肺炎ガイドラインによる重症度分類(A-DROPスコア)により分類しています。
※A-DROPスコアとは5項目で評価
  1. Age(年齢):男性70歳以上、女性75歳以上
  2. Dehydrated(脱水):尿素窒素(BUN)21mg/dL以上または脱水
  3. Respiration(呼吸):酸素飽和度(SpO2)≦90% (動脈酸素分圧(PaO2)60Torr以下)
  4. Orientation(意識障害):意識障害(肺炎に由来する)
  5. Pressure(収縮期血圧):収縮期血圧90mmHg以下
各項目の1つでも不明な場合は『不明』と分類する。

Ⅱ解説
  • 患者数では、中等症の割合が最も多く占めており原因としては、高齢化の影響と思われます。また重症度が上がるほど平均年齢が高くなる傾向です。

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脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 – – – –
その他 – – – –
Ⅰ定義
  1. ICD-10とは、「国際疾病分類・第10回修正版」のことであって、疾病及び関連保健問題の国際統計分類です。WHO(世界保健機関)により公表された分類で死因や疾病の統計、診療記録の管理などに活用されます。
  2. 医療資源を最も投入した傷病名が脳梗塞の患者さんを対象とし、病型別に▽発症日からの日数別▽患者数▽平均在院日数▽平均年齢▽転院率を集計したものです。
Ⅱ解説
  • 当院では、該当患者がいないため「-」にて表示しています。

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診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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 診療科ごとの手術について症例数上位 5 つを集計しています。指標に示されるそれぞれの項目に関しては以下の通りです。

○K コード
  手術術式の点数表コードです。

○名称(部位)
  手術術式の名称です。術式が同一でも部位が異なる手術は、部位別に集計しています。
  (例)呼吸器外科 K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除)と K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの)は別集計。

○平均術前日数
  入院日から手術日までの日数の平均です。手術日当日は含まれません。

○平均術後日数
  手術日から退院日までの日数の平均です。手術日当日は含まれません。

○転院率
  該当する症例数のうち当院から他の病院に移動して継続入院(転院)することとなった患者さんの割合です。

内科
Kコード 名称 患
者
数
平均
術前
日数
平均
術後
日数
転
院
率
平均
年齢
患
者
用
パ
ス
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 190 4.16 14.50 0.53% 73.54
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 51 6.00 14.24 3.92% 61.47
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 13 28.54 14.31 15.38% 71.00
K697-32ロ 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として)(2センチメートルを超えるもの)(その他のもの) – – – – –
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) – – – – –

※患者数が10未満なのでー(ハイフン)で表示します。

  • 肝動脈化学塞栓療法(TACE):がんの栄養血管を塞栓し安全で比較的侵襲が低く有用な治療法です。
  • 内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL):静脈瘤自体を小さい輪ゴムで止めることにより静脈瘤の血流を遮断する治療です。
  • ラジオ波焼灼療法(RFA):導電加熱現象を応用し、人体に電気を流すことにより局所を加熱焼灼し、病変を凝固壊死させる治療法です。
  • 当科で行っている主な治療は、塞栓術・ラジオ波焼却療法等です。
消化器内科
Kコード 名称 患
者
数
平均
術前
日数
平均
術後
日数
転
院
率
平均
年齢
患
者
用
パ
ス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 122 5.25 12.55 27.05% 76.02
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴うもの) 48 4.83 7.58 4.17% 69.63
K6532 内視鏡的胃ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 39 1.28 8.10 0.00% 72.54
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 33 1.00 2.45 0.00% 64.12
K708-3 内視鏡的膵管ステント留置術 32 3.69 7.00 9.38% 65.09
  • 内視鏡的粘膜切除術(EMR):胃や大腸に出来たポリープを内視鏡を使って切除・治療する方法。手術は内視鏡を使って行なうため、一般的な開腹外科手術と比較して、患者様の体への負担は少なくなります。
  • 内視鏡的胆道ステント留置術:うっ滞した胆汁を十二指腸に逃がすための一時的なステント留置や悪性腫瘍などによる胆管閉塞で恒久的に胆汁を逃がす処置が必要な場合にステント留置を行ないます。
  • 当科で行っている治療は主に内視鏡治療で, ①閉塞性黄疸へのステント術 ②胆石排石術のための乳頭切開術等 ③胃悪性腫瘍切除術 ④大腸腫瘍切除術 です。
外科
Kコード 名称 患
者
数
平均
術前
日数
平均
術後
日数
転
院
率
平均
年齢
患
者
用
パ
ス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 65 1.42 5.63 1.54% 61.08
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 34 1.26 4.24 0.00% 64.21
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 31 4.52 17.94 6.45% 69.10
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 20 1.25 4.45 0.00% 71.80
K6951 肝切除術(部分切除) 17 3.00 15.59 0.00% 72.35
胆石症・胆膵炎や虫垂炎,鼠径ヘルニアに対する手術は,多くの割合で腹腔鏡手術を行っています。腹腔鏡手術では、傷の長さが小さいため、術後の疼痛軽減や美容的な面で患者から多くの満足度を得られています。
悪性疾患では大腸癌(結腸癌・直腸癌)や胃癌が多く,癌をしっかり取り除く確実かつ安全な手術を心懸け、腹腔鏡手術を中心に行っております。
また、肝臓癌や大腸癌からの転移性肝腫瘍に対する手術治療も増えており,肝胆膵系悪性腫瘍の外科治療が行えることも当院の特徴の一つです。
呼吸器外科
Kコード 名称 患
者
数
平均
術前
日数
平均
術後
日数
転
院
率
平均
年齢
患
者
用
パ
ス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 53 1.34 11.66 1.89% 69.72
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 48 2.77 8.29 0.00% 70.29
K5143 肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 26 3.15 15.00 7.69% 71.96
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)) 21 4.43 7.48 4.76% 39.86
K488-4 胸腔鏡下試験切除術 13 2.00 8.23 7.69% 68.15

※患者数が10未満なのでー(ハイフン)で表示します。

肺悪性腫瘍手術は開胸手術のことで、肺悪性腫瘍手術とは肺癌や転移性肺腫瘍に行う手術のことを指します。
標準開胸とされていた、側胸部に30~40cmの大きな皮膚切開をし肋骨の隙間を大きく開いて、外科医の手を直接胸の中に入れて手術を行なう方法や、10~15cm程度の皮膚切開で行う、小開胸手術があります。
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術は、2種類の方法があり、胸腔鏡補助下手術と完全胸腔鏡下手術に分かれます。
胸腔鏡補助下手術は、モニター画面だけではなく、小開胸創から直接胸腔内を覗いて手術を行なう方法で、広い視野が必要なため、開胸の創が6~7cm程度となります。
完全胸腔鏡下手術は、胸腔内を覗くことなく、モニター画面のみを見て手術する方法で、切除した肺を取り出すのに必要な最低限の傷3~4cm程度ですみます。
胸腔鏡下肺切除術とは、気胸や肺の良性腫瘍に対し、胸腔鏡下に肺を切除する手術です。試験切除術とは診断をつけたり、肺やリンパ節などの組織を採取するために行う手術です。
当科では主に肺癌に対する手術を行っています。開胸で行うか、胸腔鏡で行うかは、病状や患者さんの全身状態に応じて判断しています。
早期の肺癌や、高齢者、低肺機能の患者さんには、呼吸機能を温存するために部分切除で対応したりします。
耳鼻いんこう科
Kコード 名称 患
者
数
平均
術前
日数
平均
術後
日数
転
院
率
平均
年齢
患
者
用
パ
ス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 21 0.95 5.81 0.00% 35.19
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 14 1.00 7.07 0.00% 62.29
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 11 1.09 6.82 0.00% 48.64
K344 経鼻腔的翼突管神経切除術 – – – – –
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡によるもの) – – – – –

※患者数が10未満なのでー(ハイフン)で表示します。

口蓋扁桃手術は、慢性扁桃炎や扁桃周囲膿瘍などの疾患があった場合に口蓋扁桃を摘出する手術です。 また、内視鏡を用いた鼻副鼻腔手術も行っております。

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その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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 播種性血管内凝固、敗血症、真菌症、手術・処置等の合併症の患者数と発生率を集計しました。

○DPC コード
  14 桁ある DPC コード(診断群分類コード)のうち、6 桁で集計しています。DPC コード 6 桁とは病名による分類を表しており、治療方法は分類に関連しません。

○播種性血管内凝固
  感染症などによって起こる、全身性の重症な病態です。治療に大きな医療資源が投入されるため、該当する DPC で高額な点数が設定されています。

○敗血症
  感染症によって起こる、全身性炎症反応の重症な病態です。治療に大きな医療資源が投入されるため、該当する DPC で高額な点数が設定されています。

○真菌症
  真菌による感染症です。

○手術・処置などの合併症
  手術や処置などに一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などが挙げられます。合併症はどのような術式でもどのような患者さんでも一定の確率で起こり得るものです。

○入院契機
  DPC コードにて分類される包括請求の対象となる病気(DPC 病名)とは別に、入院の契機となった病気(入院契機病名)がそれぞれの入院患者さんにつけられており、DPC 病名と入院契機病名が「同一」か「異なる」かで集計しています。

○発生率
  全入院患者さんのうち、該当する DPC で入院費の請求となった患者さんの割合です。

DPC DPC名称 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 – –
異なる – –
180010 敗血症 同一 – –
異なる – –
180035 その他の真菌感染症 同一 – –
異なる – –
180040 手術・処置等の合併症 同一 – –
異なる – –
特に合併症等の発生はありません。

更新履歴

2020/10/01
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